第4世代iPod U2モデルを色々と・・・

img_9312今から10年以上前に入手したiPod U2モデル(液晶がカラーになった最初のU2モデルです)、バッテリーの交換と、CF-SD変換器を使ったストレージの128Gバイト化をして使ってましたが、ある日急に電源が入らなくなりました。

いよいよもって壊れたか、と思って放置してましたが、実はDeLockのCF-SD変換アダプタが壊れただけだったということが判明しました。これを抜いて電源を入れてみたら、なんと電源が入ったってことで気が付いたのです。

電源とGNDがどういうわけかショートして、これを基板につないだ状態で電源を入れるとシステム電源全体がショート状態になって動かない、っていう状況だったんですね。

 

捨てようと思っていたんですが何かもったいなくなって、この変換アダプタと同等の別製品を入手して再度復活させようと思って入手したのがこちらNo brand EXTREME CF アダプター UDMA TYPE II SD / SDHC から CF 変換 アダプター パッケージ品ってやつですね。

お安くて、いいかな〜と思いまして。

img_9284で、結果生き返りました。電源がちゃんと入り、容量も正しく認識されてます。

しかし、iTunesから曲データの転送をしようとすると、書き込みが安定しないんです。実はDeLockを使っていた時も、書き込みが安定せず、転送がエラーで止まることが多く、しつこく転送を繰り返して何とか、っていう状況でしたが、今回の新しいアダプタは症状がさらにひどく、上手く転送できることの方が少ない状況です。

ネットで色々と調べると、相性問題があるよ、っていうことが書かれていますね。僕はこの「相性」って言葉が大嫌いです。PCのパーツの世界でも「相性」ってよく言われますけど、相性が悪いってのは設計が悪いって事です。おそらく多くの場合はタイミング設計が良くないんだと思います。マージンを持ったタイミング設計がやりにくい世の中ではありますけど、規格もののパーツがつなぐ相手によって動いたり動かなかったりっていうのは、設計がおかしいと思わざるを得ませんね。

というわけで、ここで諦めても良かったんですが、別件で古いiPodに使えるROCKboxなるオープンソースのFirmwareがあるっていうのを見つけました。10年も前からあったみたいです。

ちょっと詳しく調べてみたところ、単にストレージに楽曲データを入れておけば、データベース化して分類してくれるっていうことで、これを使うとアダプタに差し込む前にSDカードに曲データを書き込んでおいて、それを使えるっていうことが判明。もちろんデータを書き込むときにふたを外して基板を露出させなきゃいけませんけどね。

img_9310というわけで、相性問題は未解決だし、曲データの転送もちょっと面倒なことになっていますが、使えるようにはなりました。

それに加えて、ROCKboxでは、既存の古いiPodではできなかったギャップレス再生ができるんです。クラシックの曲をかけてみたら、ちゃんと曲が途切れずに再生できました。これは素晴らしい。

というわけで、2003年ごろに買ったiPodはパワーアップして復活、ということになったのでした。

でも、このiPodのユーザーインタフェースでは、128Gバイトのデータの中から聴きたい曲を探し出すのが困難。相手にしているデータ量が全然違うから仕方ないんですけどね。買ったときには20Gバイトだったんだもん(苦笑)

 

 

第4世代iPod U2モデルを色々と・・・」への1件のフィードバック

  1. ピンバック: iPod 4Gのファイル書き込み不安定の原因は? | Mt. Takao and Happy Music

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