MacでFM HOT 839(エフエムさがみ)を聴くには

放送局が公式に推奨している方法かどうかはわからないのですが、聴くことが出来る、という事実を発見したので、ここに記します。

また、放送局が公式に推奨している方法ではないので、本件について放送局に問い合わせ等を行うことはおやめ下さい

前回のエントリーで、Macでは現状FM HOT 839を聞く方法がない、と書きました。FM HOT 839のホームページにある「パソコンでも聴けます」バナーをクリックする方法だと、聞く方法は今のところありません。

しかし、リスラジ(ListenRadio)というサイマル放送サービスのサイトに行くと、聴くことができるようです。

私が確認したところでは、以下のような状況です。

Google Chrome

Google Chromeではそのままソフトウエアの追加なしに聴くことが出来ます。ただし、ウィンドウの左上、ListenRadioのロゴの下に、「コンテンツを表示するためにはクリックしてFlash Playerを起動」というような意味合いのメッセージが出る場合があるので、その場合はFlash Playerを起動するよう、その場所をクリックしてください。

あとは、Web画面にあるCATEGOLYから全国のラジオ局を選択、CHANNELから関東を選択してFM HOT 839を選択、左上のFlashの画面で再生ボタンを押せば、しばらくした後にラジオ番組が流れてきます。

Safari

同じようにリスラジのホームページに行くと、最新のFlash Playerをここからインストールしてください、と表示されると思いますので、Flash Playerをインストールして、Safariを一旦終了してからまた起動して、上記Chromeと同じ操作をすれば聴くことが出来ると思います。

FireFox

Safariと同様です。

是非お試し下さい。これが放送局が公式に推奨している方法かどうかはわからないのですが、聴くことが出来る、という事実を発見したので、ここに記します。

また、放送局が公式に推奨している方法ではないので、本件について放送局に問い合わせ等を行うことはおやめ下さい

 

Linuxで起動時にCIFSボリュームをマウントする(続編)

以前書いたエントリーの【備忘録】CIFSボリュームを起動時にマウントする、という記事に従ってしばらく運用していました。ところが、Lubuntuを17にアップデートしたとたん、マウントできなくなっちゃいました。shellからmountコマンドを叩いてもだめ。

そのうち解決させなきゃ、と思いつつしばらく放置していたのですが、あちこち調べてようやく解決方法を見つけました。

mount -t cifs、もしくはmount.cifsで指定できるパラメータに、SMBプロトコルのバージョンをしていするパラメータがあります。これ、manコマンドによると省略値は1.0なんですが、明示的に1.0を指定してあげないといけなくなりました。

//[Windows-server]/[share]   /mnt/windows/   cifs   username=[Windowsのユーザー名],password=[Windowsのpassword],vers=1.0 defaults    0    0

これを指定してあげたところ、今までどおりマウントできるようになりました。

 

今回のこの情報に加えて、テキストエンコードのパラメータだとか、認証方式のパラメータだとか、うちの環境で指定しているものをすべて合わせたfstabのエントリーは、

//[Windows-server]/[share]   /mnt/windows/   cifs   username=[Windowsのユーザー名],password=[Windowsのpassword],iocharset=utf8,sec=ntlm,vers=1.0 defaults    0    0

となるようです。

 

ブログ完全引っ越しに向けて

昨年の6月にブログの引っ越しについての記事を書きました。その記事に後日追記したのですが、FC2ブログの画像の参照を完全に辞めることができませんでした。

これは、画像を参照するURLの書き換えを行うために書いたGNU sedのスクリプトが不完全で、FC2の画像を参照するURLが残ってしまったからでした。

今日、再度全エントリーをエクスポートして、修正したスクリプトでGNU sedを動かし、FC2のURLを取り除く作業をしました。grepでfc2.comを抽出してみて、自分が持っているアカウントの画像が参照されていないことを確認したので、これでFC2の画像はなくなっても大丈夫のはずです。

使った改良版のsedスクリプトはこちら。前回、URLの引用記号にシングルクォーテーションとダブルクオーテーションが混在していて、シングルクォーテーションしか抽出出来ていなかったので、シングルクォーテーションをダブルクオーテーションに書き換えて、前回の編集結果を再編集。しかし、処理結果を検証したところ、img src=”httpのimgとsrcの間に複数のタグが入っているものがあり、これも抽出できていなかったので、最後にだめ押しでhttp://〜直接探し出して書き換える、という処理を追加しました。実は最後の1行だけでよかったのではないかとも思いますが、書き換えなくてもいい部分を書き換えないように、色々と余計な処理を入れていたのでした。

#!/usr/local/bin/gsed -f
# change jpeg file name to lower case
s/\(\/[-0-9A-Z_a-z]*\.jpg\)/\L\1/g
s/<a *href="http:\/\/blog-imgs-..\.fc2\.com\/m\/t\/t\/mttakao/<a href="https:\/\/mttakaoandmusic.files.wordpress.com\/2016\/06/g
s/< *img *src="http:\/\/blog-imgs-..\.fc2\.com\/m\/t\/t\/mttakao/<img src="https:\/\/mttakaoandmusic.files.wordpress.com\/2016\/06/g
#
s/http:\/\/blog-imgs-..\.fc2\.com\/m\/t\/t\/mttakao/https:\/\/mttakaoandmusic.files.wordpress.com\/2016\/06/g

これでFC2の画像を参照することはなくなりましたが、最後の最後、mixiのフォトアルバムを参照している記事が若干あるので、それを片付けなければなりません。このブログだけで独立してやっていけるのは、もう少し先になりそう。

はじめてのBluetoothイヤホン

先日思い立って、初めてBluetoothイヤホンを入手しました。

Bluetoothイヤホンやヘッドフォンはだいぶ前から世の中に存在しますが、筆者は買ったことがありません。手持ちのイヤホン/ヘッドフォンをBluetoothで使うためのレシーバーは何度か買ったことがありますけど、鞄に入っているオーディオ機器から、胸ポケットに入れたレシーバーまでの、たった数10センチの距離を電波で飛ばすだけなのに音飛びが発生してしまい、Bluetoothを屋外でオーディオに使う製品は使い物にならない、という印象を持ったからです。

でも、技術は進歩するのに加えて、今はBluetoothイヤホンも2000円台から手に入る世の中なので、再度トライしてみようっていう気になったのでした。

img_0462アマゾンで色々と品定めをして、ネットでの評判も上々なQY8 MK2っていう品物にしました。

Bluetoothイヤホンの商品説明を見ると、apt-X対応だとかAAC対応という文章をよく見ます。これは何かというと、Bluetoothで音声のデータを送るときに、送り手がデータを圧縮して送り、受け手がで受信したデータを復元してから音声に変換する、ということをするのですが、そのデータの圧縮・復元の方式の名前です。Bluetoothオーディオ機器(A2DPプロファイルを持っている機器)が必ず持っていなければならない圧縮・復元の方式はSBC(SubBand Codec)というものですが、これは色んな理由で音があまり良くないんだそうです。

この音質の劣化を防ぐために使われているのがapt-XやAACです。

筆者の環境で見ると、IOSデバイスではAACのサポートはあるもののapt-Xは非サポートです。ということは、BluetoothイヤホンもAACがサポートされたものにしたい、ということで、AACがサポートされたQY8 MK2をセレクトしました。

左側が届いた品物の梱包を解いたパッケージ。なかなかしゃれた箱に入ってきますね。真ん中は箱の中身。イヤホン本体も袋に入ってきますが、袋から出してあります。本体の他にイヤーピース大、小、そして充電用のUSBケーブルが入っています。右は本体に別売品の耳かけイヤーフックを取り付けたところ。

本体を取り出してまずは充電すべきなのですが、電源が入ったのでiPhoneとペアリングしてみました。本体の右耳用が電源スイッチになっていますが、5秒感押し続けるとペアリングモードに入ります。iPhoneをペアリング状態にしておいてイヤホンをペアリングモードにするとペアリングできました。なお、この機種には最近はやりのNFCペアリングの機能がありません。iPhone6にもその機能はないので、問題ありませんね。

音質はどうかというと、2000円台のイヤホンという意味では良い出来ではないかと思います。何万円もするShureのイヤホンだとかBOSEのイヤホンとは比較する方が間違っているわけで、充分使い物になると思います。

音の傾向としては、低域が強め。高域はちゃんと出ていますが、あまり繊細は表現はできないようです。

外を歩きながら聴くとか、走りながら聴くとか、電車に乗りながら聴くなんていう用途には十分な音質じゃないかと思います。

それよりも、スマートフォンとイヤホンがケーブルでつながっていない開放感のほうが大きいですよ!

【備忘録】CIFSボリュームを起動時にマウントする

この辺を参照。

http://infrase.jpn.org/?p=46

http://www.profaim.jp/tools/soft/linux/auto_mnt.php

http://qiita.com/dyony/items/b91e531ca6f50b480b2e

/etc/fstabに

//[Windows-server]/[share]   /mnt/windows/   cifs   username=[Windowsのユーザー名],password=[Windowsのpassword],defaults    0    0

fstabにパスワードを書きたくない場合は

//Windows/share/    /mnt/winodws/   cifs    credentials=/etc/cifs/userpass,defaults    0    0

 

credentialsの設定例

パスは任意で指定可能だが、パスワードを平文で書くので「chmod 400」などとしておいた方が良さそう。(てゆうか、絶対良い)

■/etc/cifs/userpassの記載例■

username=USER

password=PASSWORD

VAIO Type PとLubuntuでスティックポインタのスクロール動作ができていなかったのができるようになった件

VAIO Type Pには、キーボードの真ん中にスティックポインターが付いてます。

%e5%86%99%e7%9c%9f-2016-12-26-14-50-08Windows環境では、写真にある真ん中のボタンを押しながらスティックポインタを上に押したり下に押したりすると、ウインドウの中がスクロールするんです。コレは結構便利な機能です。

先日使えない、と書いたChromium OSでも、何もしなくてもこの機能は生きていて、スクロールしてくれます。

ところが、LubuntuではOSをインストールした素の状態ではスクロールはしてくれません。

ウインドウシステムに同じXorgを使っているChromium OSに出来てLubuntuに出来ないことはありますまい、ってことで調べたら、こういうページに行き当たりました。

このページによると、

/usr/lib/X11/xorg.conf.d/15-vaio.conf

というファイルを作って、

Section "InputClass"
  Identifier "Trackpoint Wheel Emulation"
  MatchProduct "PS/2 Generic Mouse"
  MatchDevicePath "/dev/input/event*"
  Driver "evdev"
  Option "EmulateWheel" "true"
  Option "EmulateWheelButton" "2"
  Option "Emulate3Buttons" "false"
  Option "XAxisMapping" "6 7"
  Option "YAxisMapping" "4 5"
EndSection

という内容にする、ということをすれば、スクロールができるようになる、っていうことでした。

まずはType Pで/usr/lib/X11を見てみると、中味が空。ということは、Lubuntuの現バージョンでは、このディレクトリを使うことは推奨されていないということでしょうね。

manページでxorg.conf.dを調べてみると、この設定ファイルのサーチパスというのは決まっていて、情報を教えていただいた記事にあるディレクトリもサーチパスの中に入っていますが、他の情報も見てみると、最近は/usr/share/X11/xorg.conf.dを使うの多数派のようです。ちなみにmanページに書かれたサーチパスは以下のとおりです。

 /etc/X11/<cmdline>
 /usr/etc/X11/<cmdline>
 /etc/X11/$XORGCONFIG
 /usr/etc/X11/$XORGCONFIG
 /etc/X11/xorg.conf
 /etc/xorg.conf
 /usr/etc/X11/xorg.conf.<hostname>
 /usr/etc/X11/xorg.conf
 /usr/lib/X11/xorg.conf.<hostname>
 /usr/lib/X11/xorg.conf

詳細は、

$ man xorg.conf.d

とタイプしていただいて、manページをご覧くださいまし。

さて、こちらの記事を参考にさせていただいて、20-thinkpad.confっていうファイル名で上記内容のファイルを作って試してみたところ、やっぱる動かないんです。なんでだろうといろいろ考えてみて思いついたのがスティックポインターの名前です。上記には”PS/2 Generic Mouse”と書かれていますね。

参考にさせていただいた記事2件で”PS/2 Generic Mouse”という名前でデバイスを参照していますが、果たして同じ名前なのかどうか確認して見る必要があります。同じハードとは言え、本当に同じ名前なのかどうか。

それでxorg mouse 名前”で検索して見つけたサイトがここです。ここにある方法で/procファイルシステムにあるデバイスの定義を見てみることにしました。念の為、マイクロソフトの有線マウスをUSB端子に挿して下記コマンドを打ってみました。

$ egrep "Name|Handlers" /proc/bus/input/devices | egrep -B1 'Handlers.*mouse'

その結果は、

N: Name="PS/2 BYD TouchPad"
H: Handlers=mouse0 event4 
--
N: Name="Sony Vaio Jogdial"
H: Handlers=mouse1 event6 
--
N: Name="Microsoft Microsoft Notebook Optical Mouse with Tilt Wheel"
H: Handlers=mouse2 event8

PS/2 Generic Mouseなんていう定義のテバイスはないのでありまして、候補はPS/2 BYD TouchPadとVaio Jogdialの2つ。さすがにJogdialはないだろうということで、20-thinkpad.confのPS/2 Generic Mouseの記述をPS/2 BYD TouchPadと修正してみたところ、うまく動作したのでした。

何が違うのかなぁ?初期型とそうじゃないものの違いかな?などと考えるわけですが、動いたからいいかなぁと思います。

 

VAIO Type PのChrome Bookは使えない!〜だったら軽量Linuxはどうだ?な件

たまに存在を思い出して引っ張り出してくるVAIO Type P(VGN-P91S)ですが、先日VAIO Type Tと一緒にChromium OSを入れてChrome Bookに仕立て上げてみました。

が、予想していたGMA500によるグラフィックの遅さ以前に、全体的に動きが緩慢で、ちょっと使えないな〜というのが率直な感想です。一体このAtom Z系列プラスGMA500でインテルは何がしたかったんでしょう。少なくともパソコン用プラットフォームとしては使い物になりません。そしてそれを自社製品に採用したソニーは一体何を考えてこんな製品を市場に投入したんでしょうね。

本筋からははずれますが、VAIO Type Pでは、電源を切っていても次の朝にはバッテリーがなくなってしまうというお漏らし現象が有名で、BIOSをハックして消費電力を抑えるという方法がネットで公開されていましたが、初期型のType Pはメーカーからの対応は一切なかったという事例がありました。

言ってみれば欠陥商品と言ってもいい話で、マシンのパフォーマンスと併せて、この製品の市場投入をOKしたマネージャーたちは無能だと思いますよ。私はこのType Pでソニーのパソコンに見切りをつけました。

さて、Chrome Bookに仕立てても使い物にならないこのマシン、どうしたものかと思ってネットでType Pをお持ちの方々の記事をいろいろと拝見すると、Chrome Bookにするよりも軽量Linuxディストリビューションを入れたほうが使い物になるっていう話が多数出ていました。

軽量なLinuxっていうのは、ウィンドウマネージャーを動きの軽いものにして、性能の低いマシンでもそれなりに動くLinux環境を作ることができるというもので、Linux MintやLubuntuが有名みたいです。最初Linux Mintを入れようと試みましたが、インストーラーが落ちてしまうので、今回はLubuntuを入れてました。

2016-12-23-141659_1600x768_scrot

インストールが終了する前にマシンがスタンバイ状態になると、そこから先にうまく進めないトラブルはあったものの、ちゃんとインストールはできています。GMA500のグラフィックもカーネルレベルできちんと認識しているようです。ただし、動画再生支援機能は使われません。

使った感じは、Chromium OSに比べると随分スムーズに動きます。YouTubeの再生がまともに出来なかったりするのは相変わらずですけど。

ちなみにこの記事、Type Pで書いていますが、文章の入力はストレスなくできています。

これでしばらく様子を見てみたいと思います。

 

古いVAIOをChrome Bookにしてみる

 

うちには、古いVAIO NOTEが2台あります。VAIO Type T(VGN-TZ92S)とVAIO Type Pです。

これらはいずれも購入時の搭載OSがWindows Vistaでした。SONYのVAIOっていうパソコンは、発売時に搭載するOSの要求するシステム要件(メモリーとかハードディスクとかのスペック)ギリギリの設計になっていることが多いのに加えて、Windows Vista自体がパフォーマンス的に今一つなOSだったこともあって、Type T、Type Pとも新品の頃からパフォーマンスは今ひとつ。その後のWindows7でOSのパフォーマンスが上がったこともあって、Windows7ではなんとか使えていましたが、なかなか忍耐が必要なパソコンでありました。

仕事をやめたのを機にMac Book Proに乗り換えて奥さんに使ってもらっていたものの、奥さんが使うパコンも新しくなり、使う機会がなくなったのですが、ハードが壊れたわけではないので捨てるのはもったいないってことでいろいろと活用方法を考えたものの、Ubuntuを入れても重くて使いにくい状況でした。

そんな中、古いパソコンにChrome OSのオープンソース版であるChromium OSを入れてChrome Book化しよう、っていう記事をいくつか読んで、うちのVAIOたちにもやってみることにしたのでした。

Chromium OSの一次配布元サイトはここですが、ここではソースの配布しかしていないので、Linux上でのコンパイル作業からインストール用メディアの作成まで自分でする必要があり、スキル的にも結構高いところが要求されそうです。

コンパイル済みバイナリの配布サイトというのもいくつかあり、そこからバイナリをダウンロードしてUSBメモリーに書き込んで、USBメモリーからブート、インストールというのが一般的でお手軽なやり方のようなので、私もその方法を試みました。私が使ったのはこのサイトです

screenshot-2016-12-12-at-08-03-39インストール作業は、コンパイル済みバイナリファイルを頂いたサイトに書かれたインストール方法の通りに実施し、VAIO Type Pは問題なくインストールできましたが、Type Tはハードディスクからのブートができない症状が発生し、配布サイトの方からいろいろとアドバイスを頂いて解決できました。何が起こっていたのか、詳細を記すとブログのエントリ1件分に相当するボリュームになってしまいそうなので、それは後日書こうと思いますが、簡単に言うとハードディスクに何らかのトラブルが発生して、インストール時のファイルコピーが失敗していた、ということでした。とりあえずType TもType Pも安定して動いています。

今回のエントリーでは、Chromium OSを入れた古いVAIOの使い勝手はどうかという使用感を書こうと思うので、以下書いてみたいと思います。前置きが長くてすみません(苦笑)

Chromium OSは、アプリケーションやデータをクラウドに置いて、ローカルマシンはとても軽いスペックで済むような仕掛け作りがなされた統合環境とでも言うべきものと思いますが、マシンに入れてみると実際そのとおりで、ローカルマシンにコマンドの追加は簡単にはできないようですし、データをローカルに置くというのもできないことはありませんが、OSの作りからすると、どちらかというとデータキャッシュのような意味合いだろうと思います。

screenshot-2016-12-12-at-09-05-44使えるアプリケーションは、Googleが提供している、もしくはサードパーティ製のGoogle Chrome上で動くWebアプリがほとんどで、写真なんかを閲覧するためのGalleryなんていうアプリがローカルで動くぐらいでしょうか。

写真は、FacebookとWordpress.comとGmailとYouTubeをブラウザ上で開きながらGalleryで画像を開いている状態のスクリーンショットです。

パフォーマンスですが、まず電源スイッチオンからログインプロンプトで出るまでの時間を測定したところ、Type Tでは1分0秒22、Type Pでは1分12秒00でした。いずれも1分はかかっています。

次に実際に使った感じですが、Type T(Core2 Duo U7700 1.3GHz、メモリー2Gバイト)では、普通にWebを閲覧するような使い方だと、さほど遅い感じはしません。Windows7環境に比べると格段に「使える」レベルです。YouTubeの動画再生は、360Pの解像度まではストレスなく再生してくれます。

Type P(Atom Z550 2GHz、メモリー2Gバイト)では、Webの閲覧でも画面の描画にページめくり感が見られますし、動画はまともに再生できません。このマシンに搭載されているGMA500というグラフィックシステムには動画再生支援機能がありますが、Chromium OSではこの動画支援機能を使っていないためと思われます。画面描画を伴わない処理については、なんとか使えるレベルのような気がするので、グラフィックがなんとかなればいいのに、ととっても残念な気持ちになりますね(苦笑)

以下は、筆者の環境で使えるアプリの一覧です。デフォルトであるものと、筆者がGoogleウエブストアから持ってきたものが混在していますが、どの環境でもソフトウエアの追加なしに概ねこのようなアプリが使えるはずです。

なお、Chromium OSでは、ライセンスの関係からFlashプレーヤーやMP3、AACなどのコーデックが同梱されていません。これに関しては最初の方に書いたOSのコンパイル済みバイナリ配布サイトに取り扱いについて記載があり、人手追加することができます。そんなに難しい作業じゃありません。

MP3/AACコーデックを追加した状態で、iTunesで作成したAACの音楽データを普通に再生できました。

 

ROCKboxでプレイリストはどうすんの?

ROCKboxネタ3本連続でスミマセン。

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転送が不安定な話、昨日のエントリーで解決したかに見えました。しかし再発!

ちょっと落ち着いて調べてみたら、Mac Book Pro(僕のはEarly 2011の13インチモデルです。そろそろリプレイスしたいんだけど、無収入だから)に2つあるUSBソケットの片方に差し込むとダメ、もう片方に差し込むとOK、っていうびみょーな結果になりました。

もしかしたら片方のUSBソケットが死にかけてるのかも。

というわけで転送が不安定な話はこれでCloseして、次はプレイリストをどうするかって話です。

ROCKboxは、曲データをUSBストレージとしてWindowsだとマイコンピューターだとかMacだとコンピューターに見えるiPodに直接ディレクトリーを切って転送してもデータベース化して分類してくれるし、iTunesから転送したデータも同じようにデータベース化して分類してくれます。

しかし、iTunesからプレイリストとして転送した曲データは、曲単体としては認識されるものの、プレイリストっていう情報が無くなってしまいます。

これだと探しにくくて仕方がないですね。

そう思って色々と探したら、こういうサイトを発見、ここで紹介して下さっているソフト、iPod/iTunes to RockBox Playlist Converterなるものを使うと、iTunesにあるプレイリストのみならず、iPodに入れちゃったプレイリストを読み込んでROCKboxが読めるプレイリストを作ってくれる、ということがわかりました。

これ、iPodの中のプレイリストを読んでくれるっていうのが素晴らしいです。

写真は、僕が今FM HOT 839(エフエムさがみ)で月に一度やらせていただいているGustavの音楽館の第1回目で使ったプレイリストをROCKbox用に変換したものを再生してみているところです。

ただし、このROCKbox、iPodの根本的なソフトウエアを乗っ取って動いているものなので、一旦これを適用してしまうと、壊れても修理してもらえない可能性がありますので、ご注意下さいね。